
マネックス証券で提供されているFXのFX PLUS。
大手証券会社のFXなので気になっている方も多いんじゃないでしょうか。
やっぱり少し危険なイメージがあるFXをする時に有名な会社を利用すると安心感が増しますよね。
そこで今回はマネックス証券のFX PLUSについて、利用するメリット・デメリットを徹底的に解説していきたいと思います。
最後まで読んで自分のトレード目的やスタイルに合っているかどうか検討してみてください。
FX PLUSとは
まずはFX PLUSの詳しい中身について解説する前に、大まかなサービス概要について解説していきます。
FX PLUSは株やその他様々な金融サービスを提供しているマネックスグループ株式会社が展開しているFXサービスです。
マネックスグループ株式会社は東証一部に上場しているので、信頼性は高いですよね。
もちろん金融庁からも認可を受けている証券会社ですので、安全性は間違い無いです。
そんなマネックス証券ですが、FXサービスを利用しようと思った時に取れる選択肢が二つあります。
1つがFX PLUS 、もう1つがマネックスFXです。
この2つのサービスは、口座がどのポジションに置かれているかどうかが違います。
マネックス証券の総合口座を作り、そのしたにFX PLUSの口座を作るのに対し、マネックスFXはFX専用口座を作ることになります。
ですので、株や債権などの金融サービスを一括してマネックス証券を通して資産運用したい方はマネックス証券の総合口座を作り、FX PLUSでFXに取り組むことがおすすめです。
一方でFXだけを一先ず検討しており、10,000通貨以下の取引を検討している人はマネックスFXを利用するのがおすすめです。
というのも、マネックスFXはFX PLUSに比べて10,000通貨単位以下の時にスプレッドが狭いです。
取引手数料も通貨単位数に関係せず一律無料となりましたので、マネックスFXの方が圧倒的にお得になりました。
またサービス内容についても、レバレッジの数値を25倍を上限に好きに変更でき、魅力的です。
自分の資金の量や相場状況に合わせて柔軟に変更できるというのは、使いやすさに繋がりますね。
もし自分の自己資金がまだ少ないし、FXができるのであればコストは小さい方がいいとお思いのかたは口座を蹴める際にはマネックスFX も検討してみてください。
FX PLUS を利用する5つのメリット
それではここからはFX PLUSを利用することで得られるメリットについて詳しく解説していきます。
親会社のマネックスグループ株式会社が十分な資金を持っていることから独自のサービスが多く提供されています。
特にAIを使ったデータ収集ができることと自動的に損切り位置を変更してくれるトレール機能は非常に便利です。
これらの詳しい内容についてはこの後見ていきます。
- 少額からトレードすることが可能
- 証券口座を一本化することができる
- AIを使ったトレード分析データの提供
- 自動トレール機能
- 即時出金サービス
少額からトレードをすることが可能
FX PLUSでは1000通貨単位からトレードを行うことが可能です。
まだまだFXを始めた手の人の中にはFXに回せる資金も少ししかない、、、という方もいるのでは無いのでしょうか。
そういった方はまずはFX証券会社が提供しているデモトレードを利用して腕を磨きつつ、資金をアルバイトなり、本業なりで稼ぐべきです。
しかし本番トレードでしか味わえない感覚、主にメンタル面の変化があることは事実です。
そのため資金を十分入れて大きい金額を動かす前の練習として利用するにはちょうどいい口座になっています。
証券口座を一本化することができる
FX PLUSの口座があるマネックス証券は株や先物、投資信託など非常に多岐にわたる金融サービスを提供しています。
また同じ証券口座内なので資金の移動も行いやすい仕組みになっています。
FXだけでなく幅広い金融商品で資産運用を行いたい方はマネックス証券の総合口座を開き、FX PLUSを利用することをお勧めします。
AIを使ったトレード分析データの提供
FX PLUSに口座を開設し、トレードを行うことでトレードカルテFXを利用することができます。
このトレードカルテFXはトレードの癖や特徴を明確なデータとして示してくれるので非常に便利です。
自分のトレードスタイルに合わせておすすめの通貨ペアまで教えてくれることから今までマイナー通貨だったことから見てこなかった通貨の中からも実は相性が高い通貨を発見することができます。
また得意なローソク足の流れや逆に苦手なローソク足の状態も図として示してくれるので、何が良くて何が悪いかを客観的に分析することができます。
自分一人でデータを集めるにはどうしても限界があるので、その中でトレード記録を勝手にAIがまとめてくれるというのは便利ですよね。
相性の良いインジケーターについても教えてくれるので、どんどん自分のトレードスキルを向上させていくことができます。
自動トレール機能
私の中で一番のメリットはこの自動トレール機能です。
この自動トレール機能というのは、簡単にまとめると自動的に相場の動きに合わせて損切り位置が変化してくれるというものです。
例えば、上昇トレンドにうまく乗れたときには上昇に合わせて設定していた損切り位置を自動的に上げてくれます。
最終的にはトレンドが終わり、損切りにかかってしまうかもしれませんが、より大きく利を伸ばすことができます。
もし外出しなければならず、相場を見張ることができないときにも設定だけしておけば機械が自動でトレードを行ってくれます。
この技術はマネックス証券が生み出したもので特許も出願しています。
ただこの技術は初心者の方には難しいことだと思いますので、将来的には使いこなせるように、ということでFX PLUSの口座を開設することもありだと思います。
証券口座のトレード環境はそれぞれ異なりますので、最初から将来的にも使える口座に慣れておくことがお勧めです。
即時出金サービス
最後に紹介するFX PLUSを利用するメリットは即座に出金を申請することができるという点です。
FX証券会社は数多くありますが、即座に出金できる証券会社はなかなかありません。
普通は申請から3−5営業日待つ必要があるからです。
もちろんFX PLUSで即時出金を申請した場合、追加で330円の出金手数料がかかってしまいますが、それでも急ぎでお金が必要な時にはありがたいですよね。
いつでも好きな時に出金できるため、とりあえず大きなお金を口座内に入れておく、ということもできますね。
FX PLUS を利用する上で知っておくべき5つのデメリット
それでは次にFX PLUSを利用する上で知っておくべきデメリットについてお伝えしていきたいと思います。
メリットで解説したように便利なツールが多くあるFX PLUSですが一方で、やはりウィークポイントがあります。
ここから解説するデメリットを踏まえた上でFX PLUSを自分が使うかどうか決めてください。
- レバレッジが最大25倍まで
- 通貨ペアの数が少ない
- 外貨同士の取引で無駄にコストがかかる
- 電話サポートの時間が短い
- 追証が発生する
レバレッジが最大25倍まで
まず最初はレバレッジが25倍までにしか設定できないことです。
これはマネックス証券のFX PLUSに限らず国内FX業者の全てに言えることですが、最大25倍までしかレバレッジを上げることができません。
これは国内の金融庁がレバレッジを最大25倍までと決めてしまったからです。
理由はレバレッジを上げすぎて破産する人が多く出てしまったからです。
しかしこれは単なる資金管理の技術不足なので、もっと高いレバレッジでトレードに取り組みたい人もいますよね。
そういう人からするとFX PLUSなどの国内FX業者は物足りないかもしれません。
通貨ペアの数が少ない
次は通貨ペアの数についてです。
FX PLUSで扱える通貨ペアの数は他の証券会社に比べたら圧倒的に少ないです。
具体的には16通貨しか扱えません。
通常FX証券口座で扱える通貨ペア数は60通貨程であることが多いので、非常に少ないように感じます。
もちろんメジャーな通貨は用意されているので、ある程度満足はできると思いますが、マイナー通貨を使ってトレードをしている人は少し考えた方がいいでしょう。
外貨同士の取引で無駄にコストがかかる
ドル円、ユーロ円で取引をした時には円で利益が積み重なりますが、ユーロドル、ポンドドルなどの外貨でトレードをした時には米ドル建で残高計上されます。
つまりユーロドルで利益を得たとしても米ドルで残高が増えるため日本円に換金する必要が出ます。
FX PLUSでは市場の平均に比べ非常に安価に1通貨あたり0.2円で米ドルから日本円に換金することが可能です。
しかし通常他の証券会社の口座であれば全て円建てで残高表示されるので、手続きも必要ですし、コストも無駄に多くかかってしまうという点でうーーんとなってしまいます。
電話サポートの時間が短い
サポートセンターは平日のみで8:00-17:00の間に営業しています。
これだけ見るとそこまで短いわけでは無いのですが、他の証券会社が24時間で電話サポートを行なっていることから少し物足りなく感じます。
土日はトレードもお休みですが、平日お仕事で電話サポートを受けられない人もいると思います。
そういう方にはFX PLUSの電話サポートの対応時間は少し厳しいですよね。
追証が発生する
最後にこれもレバレッジ同様、国内FX証券会社全てに言えるのですが、口座残高がマイナスになった時に追加でお金の入金を求められる追証が発生します。
指標発表などで大きく相場が動き、ポジションが一瞬でマイナスになってしまった時には、口座残高がマイナスになってしまうことがあります。
さらにごく稀にFX証券会社のシステムが止まることもあるのですが、その時には損切り設定も機能せず、気づけばマイナスになってしまいます。
海外FX証券会社であればマイナスは証券会社が負担してくれ、最悪0になってしまうだけです。
しかし国内証券会社を利用した場合、上記の出来事が起きてしまう可能性があるので注意しておきましょう。
結局どうなの?
ここまでFX PLUSのメリット・デメリットについて見てきました。
やはり大きな企業がバックにいることからサービスが充実しており、特にAIのような最新技術が使われています。
データを集めることが重要なFXにおいて、トレード記録を自動的に集計し、明確なデータとして提示してくれるというのは非常にわかりやすいですね。
さらにトレードからインジケーターとの相性までわかるのはFX PLUSならではのデータということができるでしょう。
トレールも自動的に移動させられるように設定し、できる限り利を伸ばすということを可能にしています。
他には例を見ないようなツールが利用できるという点が大きなメリットです。
一方で、通貨ペア数が少ないことやドル建で残高が増えてしまい、円に換金するのにコストがかかるというデメリットもあります。
電話サポートなど細かいところでも少しずつ不便だと感じるところが多かったら結局使いにくい、、、と感じてしまいます。
そのため他の証券会社では普通にできることがFX PLUSでは行えないという点は大きなデメリットと言えます。
メリットは非常に大きいことは確かなので、あとはデメリットをどれだけ自分の中で容認できるかという点を考えて、FX PLUSを利用するかどうか決めるべきだと思います。
どの証券会社でも強みと弱みは絶対にありますので、自分で開いた証券会社が持つ強み・弱みを理解した上でトレードに取り組むことが重要でしょう。
まとめ
今回はマネックス証券が提供しているFX PLUSについて見てきました。
最新のツールを多く利用することができるという点が魅力的な口座でしたね。
どんどん新たな技術を取り入れている証券会社なので、これからも新しい、便利な独自のツールが増えていきそうです。
今までにない、新しいデータやツールを利用して取引をしたいという他にはおすすめの口座です。
是非一度検討してみてはいかがでしょうか。