
IS6FXで長年取引をしている筆者がIS6FXのスプレッドを他社と比較しながら解説していきます!
- スプレッドとは買値と売値の差額の事
- IS6FXは、スプレッドが狭い低スプレッド口座を利用する事が出来ない
- IS6FXは変動スプレッド制を採用している
- IS6FXのスプレッドは他社に比べて少し広い
- 指標発表時や流動性が低い時にスプレッドが急拡大する事がある
IS6FXのメリットデメリットや実際のユーザーの口コミが気になる方は「IS6FX 評判」の記事をご覧ください!
スプレッドとは
スプレッド幅とは、買値(Ask)と売値(Bid)の価格差のことです。
なぜ価格差があるかと言うと、この差が取引所の収益となります。
買い手と売り手をマッチングさせる代わりに、買い手には少し高い価格で売り、売り手からは少し安い価格で買い取っています。
この買値と売値の価格差であるスプレッドがトレーダーの取引コストになります。
スプレッドの計算方法
スプレッドを計算するには、pipsをまずは理解する必要があります。スプレッドはpipsと言う単位を採用しています。
では、pipsとはどう意味なのでしょうか?
①基軸通貨が日本円(クロス円)例)USDJPY・EURJPY・GBPJPY
1Pips=0.01円
②基軸通貨がドル(クロスドル)例)EURUSD・GBPUSD・AUDUSD
1Pips=0.0001ドル
③基軸通貨が円・ドル以外例)EURGBP・GBPAUD・EURCHF
1Pips=0.0001(右側の通貨単位)
pipsが分かれば、スプレッドの計算をする事が出来ます。
USDJPYのスプレッドについて考えてみましょう。
上図の様な場合、ドル円の買値は127.291円、売値が127.270円となります。
よってスプレッドは買値と売値の差なので
127.291-127.27=0.021円
これをスプレッドに変換すると・・・・
0.021(円)×100(pips/円)=2.1pips
スプレッドは2.1pipsである事が分かります。
IS6FXのスプレッドについて
IS6FXのスプレッドはどういう特徴を持っているのか見ていきましょう。
IS6FXのスプレッドは変動スプレッド制
スプレッドには、変動スプレッド制と固定スプレッド制の2パターンがあります。
IS6FXは一般的な、変動スプレッド制を採用しています。
それぞれの違いについて見ていきましょう。
固定スプレッド制の特徴
- 固定スプレッド制は、常にスプレッドが固定されている
- 国内FX取引所が採用している事が多い
- 例外的に広がる事もある
- 総合的なコストは高くなりがち
変動スプレッド制の特徴
- 変動スプレッド制は、スプレッド幅が相場状況により変化する
- 海外FX取引所が採用している事が多い
- 総合的なコストは意外と安くなる事が多い
経済指標時や相場がクラッシュした時などに大きく広がる事がある、変動スプレッド制ですが、通常の時は固定スプレッド制よりも取引コストは低く済む事が多いです。
逆に変動スプレッド制が大きくスプレッドがひらいている時は固定スプレッド制が有利になります。
IS6FXの口座タイプによるスプレッドの特徴
IS6FXには「マイクロ口座」、「スタンダード口座」、「プロ口座」、「6000倍口座」の4種類の口座タイプがあり、それぞれスプレッドが異なります。
口座タイプ | マイクロ口座 | スタンダード口座 | プロ口座※募集終了 | 6000倍口座 |
---|---|---|---|---|
USDJPYスプレッド目安 | 2.0pips〜 | 1.6pips〜 | 0.8pips~ | 1.4pips~ |
最大レバレッジ | 1000倍 | 1000倍 | 400倍 | 6000倍 |
最低入金額 | 50$ | 50$ | 1000$ | 50$ |
自動売買 | ○ | ○ | × | × |
ボーナス | × | 口座開設ボーナス 入金ボーナス |
× | × |
プロ口座のスプレッドが狭くなっている事が分かります。
ですが、現在はプロ口座の募集を終了しているので、スタンダード口座が一番スプレッドが狭いという事になります。
スタンダード口座のスプレッド一覧
スタンダード口座のスプレッド一覧は以下の通りです。
上記表の計測スプレッドは2022年5月30日18:00に計測したデータになります。
平均スプレッドに対してやや、計測した際のスプレッドはずれていました。
全体的に平均よりもスプレッドがひらいているタイミング多かったです。
マイクロ口座のスプレッド一覧
マイクロ口座のスプレッド一覧は以下の通りです。
上記表の計測スプレッドは2022年5月30日19時に測定したものです。
平均スプレッドに対して、実際に計測したところスプレッドは狭い事が判明しました。
スタンダードに比べて大幅に広い訳ではないですが、若干スタンダード口座の方がスプレッドが狭いと言う事が分かりました。
IS6FXのスプレッドと他海外FX取引所を比較
IS6FXはスプレッドが狭い口座が現在は利用出来ないので、スタンダード口座で他の取引所と比較してみます※プロ口座は現在新規口座開設を停止しています。
IS6FXのスプレッドは他の取引所に比べて狭いのでしょうか?
スプレッドの狭さは取引コストに直結するので、非常に重要です!
今回、比較するのはXM、Gemforex、Axioryと比較していきます。
IS6FXと他の海外FX業者のスプレッド比較
通貨ペア | IS6FX (スタンダード口座) |
GEMFOREX (オールインワン口座) |
XM (スタンダード口座) |
AXIORY (スタンダード口座) |
---|---|---|---|---|
USD/JPY | 1.6pips | 1.5 pips | 1.6 pips | 1.2 pips |
EUR/JPY | 2.3pips | 1.7 pips | 2.3 pips | 1.3 |
GBP/JPY | 3.1pips | 2.2 pips | 3.5 pips | 2.1 pips |
AUD/JPY | 2.9pips | 2.3 pips | 3.3 pips | 1.8 pips |
CAD/JPY | 3.0pips | 3.1 pips | 3.1 pips | 2.1 pips |
EUR/USD | 1.5pips | 1.8 pips | 1.7 pips | 1.2 pips |
GBP/USD | 2.4pips | 2.4 pips | 2.2 pips | 1.5 pips |
AUD/USD | 2.0pips | 2.5 pips | 2 pips | 1.7 pips |
他社と比べると決して、スプレッドが狭いとは言えませんが、日本最大手の海外FX取引所であるXMよりは狭いスプレッドを提供しています。
一方でAxioryと比較すると、だいぶIS6FXのスプレッドは広い事が分かります。
スキャルピングなどの手法で取引する事が多い方は、IS6FXよりもAxioryなどのスプレッドが狭い業者の方が有利でしょう。
スプレッドが急拡大するタイミングとは?
IS6FXは変動スプレッド制を採用している為、スプレッドが急拡大する事があります。
スプレッドが急拡大すると、それだけで一気に含み損が大きくなったり、ストップロスにかかってしまったりするので、注意が必要です。
では、どんな時にスプレッドは急拡大するのでしょうか?
- 指標発表時
- 突発的なファンダメンタルズが発生した時
- 流動性が低い時
スプレッドが急拡大するタイミング①:指標発表時
最も相場が動く経済指標は、FOMCです。
FOMC(Federal Open Market Committee)は、米国の金融政策を決定する会合のことで、年に8回開催され、現在の景況判断と政策金利(FF金利)の上げ下げなどの方針が発表されます。
為替は基本的に、金利に左右されるので、この金利が大きく決まるFOMCでは、大きな値動きが度々発生します。
この様に大きな値動きが発生すると、流動性が低下し、スプレッドが急拡大する事が多々あります。
経済指標発表時はスプレッドの急拡大に注意しましょう。以下に重要な経済指標をまとめておきます。
- ISM非製造業景気指数
- ADP雇用統計
- 失業率
- 非農業部門雇用統計
- 消費者物価指数
- 小売売上高
スプレッドが急拡大するタイミング②:突発的なファンダが発生した時
災害やテロ、企業の倒産など経済に大きな影響を与える様な出来事が発生するとスプレッドが急拡大する事があります。
突発的なファンダが発生する事で、非常に大きな値動きが発生する事によりスプレッドは急拡大します。
最近だと新型コロナウイルスによる「コロナショック」や「ウクライナの戦争」などにより相場が急変動し、スプレッドが拡大しました。
また、首脳や、中央銀行の総裁といった要人による発言も相場を大きく動かす要因となり、こちらもスプレッドが急拡大する要因の一つです。
スプレッドが急拡大するタイミング③:流動性が低い時
主要な市場がしまっている時間帯は、市場参加者がかなり減る為、流動性がなくなります。
こういった流動性が低い時間帯は、スプレッドが大きく広がっている事が多いです。
市場参加者が少ない期間
- 早朝(4:00〜7:00)
- 年末年始
- クリスマス
- 週末(土曜日早朝と月曜日早朝)
- ゴールデンウィーク
早朝や週末などは、ポジションを持ち越すと必ず通る時間帯なので、余裕のあるストップロスや証拠金を意識しましょう。
通常時はロスカットされなかったけど、スプレッドが広がっていた事でロスカットされてしまうって事もあります。
IS6FXのスプレッドまとめ
ここまでIS6FXのスプレッドについて見てきました。
IS6FXのスプレッドはXMよりは狭いですが、Axioryなどに比べると広い事が分かります。
スキャルピング取引がメインの方には若干取引コストが高いかもしれません。
また、スプレッドが狭い低スプレッド口座を利用する事が出来ないのも難点です。
しかし、豪華なキャンペーンがあるので、スプレッドが急拡大するタイミングに注意しながら利用するのがいいでしょう!
\いまだけ口座開設ボーナス実施中!/
IS6FXの口座開設はこちら
IS6FXのメリットデメリットや実際のユーザーの口コミが気になる方は「IS6FX 評判」の記事をご覧ください!